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関西ハイランドゲームズの歴史

関西ハイランドゲームズ協会

関西ハイランドゲームス協会は、1988年、スコットランドの伝統文化を日本に紹介することにより日本とスコットランドの友好の絆を深めることを目的に 創立されました。

1989年から毎年秋に神戸でハイランドゲームスを開催しています。年々その規模は膨らみ、各種競技やダンス、バグパイプといった本格的なスコットランドの伝統文化を満喫できる場であるとともに、関西在住の外国人と日本人の交流の場としても幅広く認知されています。

とくに英国系の人々にとっては、年に一度の待ち遠しい 日であるといっても過言ではありません。

創立者は、在日25年以上になるスコットランド人女性、モード・ラムゼイ・野見山(Maud Ramsay Nomiyama)。彼女はこの活動を通して日英の文化交流を促進した功績を認められ、エリザベス女王陛下よりMBE(member of the British Empire: 名誉大英勲章)を授与されています。


関西ハイランドゲームズで行われる 「タータンのカーキング」

タータンカーキング

「タータンのカーキング」とは、タータンを教会に持っていって特別に礼拝してもらうこと、あるいはタータンを祝福してもらうことを意味します。

多くのスコットランド人が、仕事を求めて、あるいは戦争のために、生まれ故郷を離れました。戦争の最中にも、スコットランド人は家族を全員連れていくことが多かったのです。男が戦っている間、妻は一族のタータンを教会に持っていき、そのタータンを身に付ける者の安全を祈りました。 これが伝統の始まりです。

今でもこの伝統は生きていますが、移民先の外国での話であり、スコットランドでは行われていません。 関西ハイランドゲームズでは、牧師を招いてタータンのカーキングをおこなっています。 自分のタータンを持っている方なら誰でも、カーキングしてもらえます。

ただし、カーキングに使うタータンは関西ハイランドゲームズ協会が用意します。 協会の手持ちのタータンの中にご希望のものがなければ発注しなければなりませんのでお申し込みは必ず8月の末までにお願いします。 お申し込みはこちら

タータン

スコットランドでは、多くの氏族(クラン)が固有のタータンを持っています。これは日本の家紋と同じようなもので、身に着けているタータンを見ればどこの氏族の出身かわかります。また、クラブや団体のタータンが作られることも多くあります。このウェブサイトの背景に使われているタータンは、関西ハイランドゲームス協会のために特別に制作されたものです。このタータンは、スコットランドのタータン協会に正式に承認・登録されています。