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スコットランドの地理歴史

 


英国 / ハイランド・アイランズ / 海峡 / 内地 / ハイランド / ボーダーズ


スコットランドの地理1― 英国 ―

スコットランドはお嬢さん。
きゅっと締まったウエストとふっくらヒップが自慢なの。
イングランドはスカートよ。
テムズ川のスリットをロンドンのボタンで留めてある。
ウェールズはポケットね。
ちょっと脇でつまんであるの。
こんなにすてきなレディーにも、 アイルランドはイライラ小犬。
脚を全部投げ出して、プイッとそっぽを向いてるわ。

さぁ、英国の地図を見てみてください。 ほら、この詩のとおりだったでしょう。 確かにスコットランドは、ちょっとすました若い貴婦人のようです。

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スコットランドの地理2― ハイランド・アイランズ ―

スコットランドは大別して 北のハイランドと南のローランド、そしてそれぞれに、 西のアイランズと、イングランドとの国境地帯である ボーダーズを含んでいます。

この地域分け、お役所的な観点からのものと、 その地に住む人たちの心情という観点からのものが あります。

まずはご自慢のウエストから。

この部分、正式には『セントラル・ベルト』と呼ばれ、 エディンバラ、グラスゴーの2大都市が並びます。

この一帯は平坦で移動にもさほど困難をともなわないので、 町は交通の便のいいところで発達するという セオリーから考えても、都会が集まるのは当然です。

ところがここから北のハイランド、西のアイランズでは そうはいきません。スコットランドの半分以上を占めるこの地域、 ハイランドには高い山々がそびえ、西の沿岸地帯は 氷河期の侵食でフィヨルドとなっていて複雑に入り組み、 500以上の島々が浮かんでいます。
(ちなみに、スコットランドはこんなに狭い国土でありながら、 世界最長の海岸線を持つ国のひとつでもあります)

氷河期の名残はハイランドにもたっぷりあり、 それが渓谷に多く点在する湖(ロッホ)です。

さらに、山から海に向かって流れる川は、幅は狭く短いけれど、 斜面を駆け下りてくるため、どれも非常に急流ときています。

こんな地形だから、交通網を整備するのは至難の業。

地図で見てもわかるように、道路も鉄道も山々に行く手をさえぎられて くねくねと曲がりくねり、しかも川を渡ろうと思っても 流れの急なところでは橋がかけられないので、 またまた迂回しなければならないのです。

幹線と幹線を横断する交通手段にいたっては、ほとんどありません。 これだけでも時間がかかるのに、目の前に広がるのは その山や湖、川が生み出した素晴らしい景色。 ついつい頻繁に車を止めて眺めを楽しみ、 そのためにさらに遅れてしまっても、だれも責められません。 これはちょっと手前味噌ですが。

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スコットランドの地理3― 海峡 ―


ほうほうの体でやっと海岸に到着しても、 西のアイランズ地方には別の大問題が待ち構えています。

ここから島々に行くためには当然船に乗るのですが、 ミンチという名の海峡には、なんと7つもの海流が流れ込んでいるのです。 それも、海流のスピードが違うばかりか、別々の方角から、 しかも温かなメキシコ湾流に、グリーンランドから流氷を 連れてやってくる身を切るような冷たさのものにと、 海水の温度までもがさまざま。

そこで生まれるのが、コリヴレカンと呼ばれる大渦潮です。 でも、だから海難事故が多いと言っているわけではありません。 フェリーの操縦士たちはいずれ劣らぬベテランぞろいで この荒れ狂うコリヴレカンを避けて実に上手に船を動かします。 ですが、高い波と急激な潮の流れは、どんなに丈夫な人でさえ、 船の手すりに身を乗り出して、胃のざわめきを なだめすかす羽目に陥らせてしまうのです。

もしも同乗者に牛がいたら・・・・・・。「モオ〜!」のひと鳴きが 我慢を重ねていたところへの引き金になるとも限りません。 もう少しはっきり言って欲しいっですか? いえいえ、それはご想像におまかせします。

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スコットランドの地理4― 内地 ―


陸のほうへ戻りましょう。

これは純粋には地形のせいとは言えないのですが、 皆さんもご存知でしょう。英国といえば有名な交通機関の不便さ。 スコットランドも例外ではありません。

最大の都市グラスゴーの郊外に作られた 大規模な新興住宅地に住んでいても、市内にある学校に通うのは とても大変なことなのです。

なぜなら、一日に2本しか電車がないから! 実際にはたった35分ほどの距離にありながら、です。 このような調子だから、みんな電車を当てにしないで車に乗る、 そうするとますます乗客がいなくなって電車の本数が減る、と 見事なデススパイライル状態です。

一方、イングランドとの国境地帯はといえば、 このあたりは起伏もなだらかで移動するのはさほど難しくありません。 でもこの地域の人々は、交通面での地の利に恵まれているのに、 あまり他の町へと出かけることはないようです。

過去に何度も侵略を受け、ときには虐げられてきたにもかかわらず、 自分たちの愛する土地から決して離れようとしなかったからでしょう。 こうして集落ごとに固まって暮らすようになったので、 言葉も独特の方言が発達しました。

車でたった1時間半の距離でありながら、 グラスゴーの人たちは、この国境付近の人たちの話が まったく理解できないほどなんですよ。 地形に阻まれ、歴史的事実もあって、 あまり行き来することがなかったスコットランド人。 私たちが独立心旺盛なことで知られているのも、 こんなところに理由のひとつがあるのかもしれません。

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スコットランドの風土1― ハイランド―


スコットランド人の心の故郷、ハイランド。

北海に面した入江のインヴァネスから谷間を抜けて 南のグラスゴーまで、そしてグラスゴーからは クライド(Clyde)川に沿って西の海岸にいたる境界の 北西側に位置しているのが、ハイランド。

スコットランド議会政府は、このハイランドと 海に浮かぶ島々のアイランズを一緒にして政策にあたっています。 なぜなら、どちらも荒々しい地形のために人口が少なく、 そのために徴収できる税金が少ないので、それが結果として 道路や病院といった生活基盤を支える公共サービスの整備に 支障をきたしているからです。

しかも、どちらも交通の便が 悪いため、生活必需品を届けるのにも時間と費用が かかってしまうという、同じ問題を抱えています。

ところで、「スコットランド」と言われて思い浮かべるのが ほとんどハイランドのものだということを、 不思議に思ったことはありませんか? タータンもキルトも、そのはじまりはハイランド。 そもそもタータンに織り込まれる色糸にしても、 それを家紋とする一族が住む土地に生えていた 草花から染めたものなのです。

日本人の心の故郷は京都で、それはこの街が 長い間、日本の中心だったからでしょう。

でも、スコットランドの首都は、古い歴史を持つエジンバラ。 第2の大都市は、グラスゴー。どちらもローランドの セントラル・ベルトに位置しています。 これはいったい、なぜなのでしょう? 実はここに、イングランドとの抗争に明け暮れた スコットランド人の反骨精神を見ることができます。

ローランド、とくに国境地帯のボーダーズが頻繁に イングランド兵たちに侵略されたのとは異なり、 ハイランドは一度も征服されることがありませんでした。 このことから、真の、そして独自のスコットランドらしさは 踏み荒らされることのなかったハイランドにあると、 だれもが強く感じているからなのです。

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スコットランドの風土2― ボーダーズ―

ボーダーズはたびたびイングランドに 侵略されてきました。
この地方の人々の心情には、 彼らの土地の上で繰り広げられた戦いの数々が強く反映し、 自分たちをローランドの人々とは違うと考えています。

スコットランド議会政府もこの地域を別格に扱っていますが、 それは現在では、この一帯がイングランドから スコットランドにやってくる観光客の通り道にあたるため。

つまり、よりよい道路と充実したホテル設備が必要だとして せっせと開発を進めているのです。 地図上でのボーダーズは、エクレフェハン(Ecclefechan)を頂点に、 東はベリック・アポン・ツイード(Berwick-upon-Tweed)、 西はダンフリーズ(Dumfries)へと広がる三角地帯を指します。

しかし、これもまた面白いことに、イングランドとの国境により近い ダンフリーズの人々は自分たちをボーダーズの人間だとは あまり考えず、逆に国境から遠いエクレフェハンの人々は、 その意識を強く持っています。 さらに遠く離れたガラシールズ(Galasiels)の住民も、 ボーダーズの人間であるということを、非常に強く自負しています。

それはなぜかと言うと、ここで歴史の登場。
時代は、イングランドとの攻防のころにさかのぼります。

当時、イングランドからスコットランドへと抜ける道の 要衝となっていたこれらの街では、自警のために 『コモン・ライディング』という馬の早駆けが行われていました。 地区の長官に選ばれた人物が選抜された若者たちとともに 国境まで乗りつけてイングランドからの攻撃軍を見張り、 それを見つけるや否や疾風のように街々をめぐり、 危険が迫っていると人々に注意して回ったというものです。

いまではこの故事をもとに年に一度行われるイベントとなっていて、 ガラシールズとハーウィク(Hawick)の青年たちの多くが この『コモン・ライディング』に参加し、乗馬の技を披露します。 また、このとき彼らは郷土愛にあふれた歌を次々と歌うのですが、 そのうちのひとつは26番まで歌詞がある長いもので、 スコットランド防衛のために村の若者たちがすべて出て行った後に イングランドが襲ってきたとき、残っていた中での最年長、 といってもわずか7歳の男の子が老人や女たちを率い、 村を守るために自分たちは犠牲になるつもりで戦いに挑み、 奇跡的に勝利してイングランド兵たちを追い払った、という内容です。 こうして故事を再現する行事で、そして代々受け継いできた歌で スコットランドのために身を捧げた先祖たちを偲ぶことから、 ボーダーズの人間であるという感情を強く持つようになるのです。

このように見てくると、地域や土地柄は違っても、 スコットランド人がいちばん尊ぶのは、勇壮であることなのでしょう。 だって、みなさんがよく耳にするバグパイプの曲、あれもタイトルは、 『Scotland, the Brave』なんです。
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