ウィスキーの本場の方々にジャパニーズウィスキーを味わっていただきますた。
世界の5大ウィスキーといえば、スコッチ、アイリッシュ、アメリカン、カナディアン、そしてジャパニーズ。そこで 、ウィスキーの本場で生まれ育った方々に、日本のウィスキーをテイスティングしていただいた。果たして、世界品質を獲得したジャパニーズウィスキーは、彼らの舌と鼻と目に、どのような印象を残したのであろうか。 |
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何といっても”beautiful smell”が魅力的 |
スコットランド代表 モード・ラムゼイ(Sin-Cos代表) |
いいウィッスキーというのは「鼻からこう、空気と一緒に抜けるような感じがあるんです」と身ぶり手振りで説明してくれる、モード・ラムゼイさんは、水のようにウィスキーに親しむスコットランドで育った。来日して21年の今でも、家に約60本ものスコッチを揃えるスコッチ党だ。
『エバモア2002』を見たとたん、「素敵なパッケージとボトル!プレゼントにとてもいいですね」と感嘆の一声。一口含むと「顔の前の方に香りが漂いますね。そして舌の両端に刺激を感じます」。二口目、三口目。「舌の奥まで味が広がっていきますが、喉に入ってきません」。四、五、六口目。「今、ようやく喉に当たりました」。甘すぎず、かといってピート香も控えめで、味わいはとてもマイルド。特に”美しい香り”がお気に入りの様子だ。「私がよく飲むスコッチのように激しい個性はありませんが、誰もが飲みやすい味わいではないかと思います」。ストレートで少しずつ、がおすすめだそう。
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